TotentanZ、11月24日(月祝)、国内デスメタルバンド史上初の東京ワンマン公演を渋谷サイクロンにて開催!
「まだ早い」「無謀だ」…そんな声を受けながら、ワンマンを開催するバンドがある。
日本のデスメタルバンド・TotentanZだ。
ワンマンは2014年11月24日(月祝)に彼らの3周年を記念して渋谷サイクロンにて開催される。
日本国内のデスメタルバンドが東京でワンマンライブを実施した事例はおそらく過去にない。それも、渋谷サイクロン級のライブハウスとなれば尚更である。
渋谷サイクロンのスケジュールを見てみると、彼らのワンマンライブの前の週にはARTEMAとa crowd of rebellionのツーマン、翌月には先日メジャーデビューを果たしたNoisyCellのワンマンなど、いわばラウド系でもメジャークラスのバンドがワンマンやツーマンをやっている。
そこに無名の、しかもデスメタルバンドのTotentanZが名前を並べるのはやはりしっくり来ないものがある。
周囲の反応が冷ややかなのも無理はない。
TotentanZというバンドの経歴を調べてみると、少しデスメタルバンドとしては変わっている事がわかる。
2011年11月に今や売れっ子となったAnother Storyや2014年度のRed Bull Live On The Roadの準優勝バンド・Reptileのサポートを受けて始動し、ゲスト出演や自主企画をよく行っているほか、AbortedやThe Crownなど海外バンドのツアーサポートまで行っている。特に自主企画では敢えて自らをアウェイに置いて煌びやかなロックバンドを招いたイベントを開催するなど、通常のデスメタルとは少し違う、ひねくれた方針を採っているようだ。
そして、それはシングル曲のPV「CHOREOPHELIA」にも顕著に現れている。
PVの冒頭では、街ですれ違うと思わず振り向いてしまうような美女のカットから始まり、彼女が音楽プレーヤーを再生するといきなりブラストが鳴り響きデスメタルな楽曲が始まる。
騙し討ちもいいところである。
ご丁寧に動画のサムネイルまで女優の可愛らしいものが設定されているので、うっかりクリックしてしまった人も多いのではないのだろうか(筆者はまさしくそれだった)。
演奏シーンもまるでエモ・スクリーモ系のPVかと思うような、楽曲のイメージとは異なる「白」を強調したもので、メジャー感すら感じさせる。
※そのPVはこちら
このPVを見て「実際のライブはどうなんだ?」と気になってしまい、10月2日にワイルドサイドで開催された無料ライブ(ヘッドライナーの海外バンドがキャンセルになり、国内バンドだけで無料イベントへと変わったようだった)に実際に足を運んで見てみたが、これまたPVの色物なイメージを根底から崩すような正統派なデスメタルバンドであった。
4人編成とは思えない楽器隊の圧倒的な演奏力と音圧に、ボーカル・RENのグロウルや下水道ボイス、スクリームが加わり、音の嵐が襲い掛かってくるような印象を受けた。演奏力も決して海外のトップバンドに引けを取らないレベルだ。
激しい音楽が好きな人には是非一度聴いてみて欲しい。
彼らのやっている音楽とそれに相反する方向性から、どのシーンにも馴染めず地盤が固まっていないイメージを受けるが、だからこそ新しいシーンを作っていくのではないかという期待感もある。
彼らのワンマンライブが周囲の予想通り無謀となるのかどうかは定かではないが、応援したいバンドだ。
今後の動向も含め、是非とも注目してみて欲しい。
EVENT INFO
TotentanZ 3rd anniversary
【ONEMAN-SHOW】
2014年11月24日(月祝)
渋谷CYCLONE
info@cyclone1997.com
http://www.cyclone1997.com
tel:03-3463-0069
fax:03-3463-0269
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町13-16
国際ビルA館B2
OPEN / START 18:00 / 18:45
ADV:2000円 / DOOR:2500円
(+1DRINK)
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